poem

堕の印


私の身体を蝕んでいく堕の契約

人に忌み嫌われ傷をつくり 己の弱さで新しい傷をつける
すべての血を流したとしても消えはしない堕の印
今この身体に線となりて刻まれる証

天の世にも地の世にも 居場所など与えられない存在だから
証を戒めとして現実を生きていく
たとえそれが更なる闇へと堕とす道だとしても

堕の印を持つ者は更なる罪を重ねよう
生きゆくために証を消さぬように

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