poem
鬼ごっこ
夢を見る
日々 自分の望みを形にしたモノを
しかしそれは夢
現実になどでは成り得ないモノ
いくら私がそれを望んでもけして成り得る事は無い
夢から覚めることを望まなくても必ず終わりの瞬間[トキ]はやって来る
望む事の無い『現実』というモノを背負い それを戒めとするように
関わり合わぬ事を望んでも所詮は神の創造物
消して逃げ切る事などは出来ない
一つが逃げると一つを追い 逃げぬように鎖で縛り付ける
その動作はまるで逃げるものを追う鬼のように
逃げ切る事を望み 足掻いても『現実』という闇は襲い来る
蝕むものを蹴散らすように
己の弱さと汚さを認識させるように
夢と現実は相容れぬ物
夢を望めば現実が襲い掛かる
まるで自分の罪を示すように まるで逃れる事を許さないように
夢と現実に囚われた者は逃げる事など決して許されない
逃げ切る事の出来ない鎖で繋がれる
永遠と続く鬼ごっこを終わらせないように・・・・・