poem

ガ ラ ス


私はガラスの人間です

鏡のようにいつでも望む姿を映せるものではない
でも闇に覆われた場所ではあなたの望む姿を映しましょう

映す姿は尽きる事ない

映す姿は人それぞれ

どんな望みでも私は忠実に姿を映しましょう
私は闇に覆われた瞬間鏡へと変わるのだから

深い闇の時はどんな望みでも忠実に映します

薄い闇の時は不完全であれとも映しましょう

私はガラスであって鏡だから
すべてを映せるわけではない

闇に覆われた場所でしか鏡へと変わることが出来ないから
光のある場所では少しの闇しか映らないから

それがガラスの制約
架せられし鎖

自由に姿を映せは出来ないが
私だって鏡にはなります

鏡に映る姿は人それぞれ
私の姿も人それぞれ

闇一つないガラスのまま 私に会える人はいないでしょう

これは生きるすべてのときに置いて絶対の事
誰も踏み込めない領域

鏡を持つものの歩む道

純白、漆黒  さぁ、あなたはどんな姿を望みますか・・・・・?

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