poem
体育座り
体育座りをして
部屋の隅で一人ぼっち
辺りは暗闇で
光は望まない
腕に残る傷痕が愛しくて
僕は口付けを落とす
一人でいると狂気が巡って
笑い声が溢れてくるんだ
赤い色が見たいけど
痛みを感じてまでは見たくなくて
曖昧な気持ちのまま
体育座りで体を揺らす
膝にキスをし
爪を立てて
赤く引かれた線に笑みを浮かべる
僕は 痛みが愛しい
▲top