poem

KISS

キス キス キス

僕は自分に口付けを落とす
肌を吸って赤い色を付けて

体に散った花びらが綺麗に思えた

外に出ない僕の白い肌に赤い色は映えて
とても美しい写真のようだった

腕にたくさんの花びらを散りばめて
僕はそれを写真に撮った

白に映える赤
それは赤く染まった桜の花びらのようであり
白と赤は骨と血を連想させた

キス キス キス

僕は今日も花びらを散りばめる

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