poem

五体満足


私は五体満足だけどね 私の精神[ココロ]は不満足なの
どこかが壊れちゃってるの

五体満足に生まれてきた事はとても素敵な事なんだろうけど
私は精神[ココロ]が不満足だからそれが素敵とは思えないの

私には無い正常な精神[ココロ]がないから それを補うように私は正常な身体を傷つけるの

五体満足だけどそれすら憎い事もあるの。

正常な精神[ココロ]を求めて 私は正常な身体を傷つけるの
この身体を緋[アカ]で塗りつぶすの

そうすれば欠けていた部分が近く感じるの
本当に近いのかはわからないけど

五体満足は幸せなんだろうけどね 私にとっては五体満足も憎みの対象なの

正常な身体を傷つけることでしか欠けた部分を補った気になれない私が一番の憎しみの対象なの
だから五体満足な身体が憎しみなの

ごめんね でも私は弱いから
何かを憎んでしか生きられない

ごめんね 私は凄く弱いから
誰かを憎んでいないと私は生きられない

ごめんね ごめんね
そんな私を責めてね

ごめんね ごめんね
五体満足なのに精神は不満足でごめんね・・・・・

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