poem
歩
暗闇の中歩いて
先は見えないけれど止まる事は恐ろしくて
止まりたいと思っていても 臆病な自分は止まれなくて
歩いて 歩いて 歩き続けて
でも光はどこにも見えなくて
暗闇の中歩くのは怖くて
光などどこにも見えなかったから
私には光など無いのだと知った
光はもう見つからない
歩き続ける意味も消えた
だから私はやっと足を止めます
今まで怖くて出来なかったけれど
私はやっと足を止めます
歩く事の無意味さを知ったから
さようなら
私は闇に呑まれます
さようなら
光を求めた心
闇に身をゆだねるのもまた 一つの歩み