poem


ガラスの僕は酷く傷ついて
身体には汚れた傷だらけで

また今も傷ついて
不快な音を鳴らしながら傷が出来て

僕の身体は沢山の線で覆われている

君がつけた傷と僕がつけた傷と見知らぬ人がつけた傷

浅い物から深い物まで様々あって
消えかけている物から抉れている物まで様々あって

その全てで僕が構成されている

痛みを発するのに愛しい

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