poem

届け


悲しい悲しい風が流れて
私は一人涙を流す

灰と煙をこの身に感じながら

ただそれは突然で
私の心を彼方へ飛ばす

騒がしさと音の無い世界を感じて

涙さえも浮かんでこなかったあの日

今やっと涙が浮かび
あなたへの思いを馳せる

遠い遠い空の上へと

煙と灰を感じながら
涙を風に乗せて飛ばす

あなたへと届くよう

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