poem


ただ一面の青に酔って
私は一人で空を飛んだ

周りが染まる赤が欲しくて
私はこの身を引き裂いた

空から感じる黄色が嫌いで
私は私を布で囲んだ

一面染まった黒が怖くて
私は刃を衝きたてた

あぁ なんて世界は恐ろしい色で溢れているのだろう

だから私は色の無い世界でしか生きていけないんだ

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