poem

滲んだティッシュ

汚い赤を拭いたティッシュを
ゴミ箱へと捨てる瞬間
私は汚さを捨てれるのだろうか

赤を滲ませたティッシュと一緒に
私の汚さも一緒に
ゴミ箱へと落として

私は少し綺麗になれたのだろうか
汚い物を捨てた分

ティッシュを捨ててもティッシュを捨てても
私の汚さはなくならない

次から次へと汚れる私

ティッシュに滲む赤と一緒で
次から次へと滲みあがってくる汚れ

私は滲んだティッシュと同じ
捨てても捨てても汚れが浮かぶんだ

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