poem

浸る

ざあざあと雨が降って
止まずに延々と降り続けて

足元が浸る

水はかき出してもかき出しても
少しも減らずに増えて

足から膝へ 膝から腹へ
腹から胸へ 胸から首へ

どんどん どんどん浸っていって

とうとう口まで水に覆われて

最後は息も出来ずに溺れるんだ

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