poem
浸る
ざあざあと雨が降って
止まずに延々と降り続けて
足元が浸る
水はかき出してもかき出しても
少しも減らずに増えて
足から膝へ 膝から腹へ
腹から胸へ 胸から首へ
どんどん どんどん浸っていって
とうとう口まで水に覆われて
最後は息も出来ずに溺れるんだ
▲top