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三部の遺書:[副題:願い]
もし、私がここから消えてしまったら。
本だけは残しておいてください。

他の物は全て処分してください。
机も、タンスも、洋服も。

本だけでいいです。
だけど、一冊残らず。

本は私の生きてきた証だから。
集めた本の数だけ私は生きていました。
本を読んだ事によって私はここまで生きてくれました。

他の物は全て処分して、本だけ残してください。
それが最後の願いです。

よろしくお願いします。
ごめんなさい。

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