poem
世界の色
僕が暮らしているこの世界は
外側から見ると色なんかなくて
黒と白と灰色の
モノクロの世界だった
人も木々も空も
どれも色なんかなくて
今まで色付いて見えていた
自分が馬鹿らしい
色などなかったのに
世界など ただの箱の様だったのに
色付いて見えていた
自分が馬鹿らしい
▲top